コラム

【よもやま話・2012.07】夏の冷え対策

2012年07月31日

冬場は冷えを自覚する方は多いですけど、

夏場、トリートメントでお身体を触らせていただくと

 

とっても冷たい方が多いです。特に腰周り、おしり、太もも。

 

ご自身が思っておられるよりも中が冷えている印象です。

 

 

冷えは万病の元といいますように、さまざまな不調をきたす原因のひとつになります。

 

 

身体全体もそうですが、

 

女性は特に骨盤周り、子宮を冷やさないということはとても重要です。

 

冷えの種類や原因はいろいろとあるので、自身の体質を知って対策できればと思います。

 

と、いうことで「夏の冷え」について調べてみました。

 

 

暑い夏でも冷えに悩む人は少なくありません。

 

その原因には「冷房の効きすぎ」「冷たい飲食物のとりすぎ」「シャワーだけの入浴習慣」

 

「薄着」など、環境や生活習慣の問題があげられます。

 

 

例えば、中医学では「気血水(きけつすい)」など冷え以外に

 

どんな症状があるかによって、その人の冷えのタイプをとらえていきます。

 

 

*「気」が不足した「気虚」の場合と、「血」が不足した「血虚」の場合は

 

新陳代謝低下型といえます。

 

*「血」の流れが滞った「瘀血(おけつ)」の場合は、血流障害型です。

 

*「水」の流れが滞った状態を「水毒」といいますが、これはリンパ液などの

 

水分がたまる水分貯留型です。

 

 

このように気血水にどんな異常が生じているかによって、対処法が異なります。

 

まずは、生活の乱れを改善し(養生)、気血水を整えます。

 

 

~「気」「血」の異常がある場合~

 

「入浴時には湯につかる」

 

「冷房がきいた場所ではストール・腹巻き・靴下などを活用する」

 

「きつい下着は避ける」「適度な運動を行う」などに特に気をつけましょう。

 

~「水」の異常がある場合~

 

「冷たい飲み物や果物、塩分や甘いものをとりすぎない」

 

「手足をマッサージしてむくみをとる」などの対策をとります。

 

 

また、どのタイプの冷えでも、冷房を控えめにし、

 

屋内と屋外の温度差が大きくなりすぎないように注意しましょう。

 

 

わたしも、夏の冷え、気をつけたいと思います。