この匂いをかぐと、思い出す、記憶がよみがえる・・・そんな経験ってないでしょうか
嗅覚の最大の特徴は、五感のうちの他の感覚(聴覚・視覚・味覚・皮膚感覚)とは異なり、
真っ先に大脳辺縁系に伝えられるということ
わたしは、みかんと栗が合わさった香りで、運動会を思い出す。わたしらの小学校時代、
運動会のお昼ごはんは親とシートを運動場に敷いて食べていた。
必ずうちはみかんとゆでた栗があって楽しみにしていたものだ。
先日、お線香の香りはおばあちゃんの記憶という男性とお話しした。おばあちゃんっ子
だったらしい。
その彼にサンダルウッドの精油を嗅いでもらった。「あ~落ち着く~これこれ」
嗅覚が記憶をよみがえらせることを「プルースト効果」といいます。
フランスの小説家マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」の、
香りが記憶をよみがえらせたというエピソードから名づけられたそうです。
もちろんいい思い出ばかりではないかもですが、大人になっていろんな経験をへて、
香りにある日の記憶や想いをはせる・・・大好きだった人や場所、シーンを偲ぶ
香りってそんな情緒深い担い手だったりもする
*サンダルウッド(白檀):ビャクダン科、木部心材から水蒸気蒸留法で抽出、
ベースノート
読んでいただいてありがとうございました。